耐火金庫は防犯対策に不十分ってホント?

子供が小学校に上がるのを機に、家を買うことになった。今までは古い社宅に住んでいたせいか、空き巣も寄り付かなかったけれど、今度の家は中古だけどまあまあ広い家だ。日本家屋なので、知らない人が見たら、お金を貯め込んでいる老人が住んでいる家と思われてしまうかもしれない。そこで空き巣対策にと金庫を購入することにした。我が家にはそれほど財産があるわけじゃないけれど、家の登記簿だとか生命保険証書だとか大事な書類をしまっておきたいからだ。

我が家は高台の住宅地にあるため、一年中風が強い。だから近所で火事になったらあっという間に火が回ってしまうだろう。そこで耐火金庫を購入しようということになった。それなら火事で家が焼けてしまっても、最低限の財産は残せると思ったからだ。

ネットで色々調べてみたところ、耐火金庫は防犯対策には不十分らしいということがわかった。そこで両方を兼ね備えているものを探したのだけど…やはり耐火だけの金庫よりも値段がずっと張ってしまう。あまりお金はかけられないけれど、もし安いものを選んでのちのち後悔することになるのも悔しい。散々悩んだ挙句…やはり耐火と防盗の両方を兼ね備えたものを購入することに決めた。警備会社に入らずに財産を守れるなら、安心料としては安いだろうと考えたためだ。

金庫が来ると決まっただけで、何だかすごく心強い味方が増えたような気持ちだ。とりあえずひと月の私のパート代と同じ金額のその金庫を心待ちにしつつ、今日も私はパートに励む。